木場酒造 丹宗25度720ml
大正元年(1912年)創業の木場酒造は、サツマイモ栽培の盛んな曽於市末吉地区にあります。
蔵名の「一人蔵」は、4代目の木場修一氏が「仕込みから蒸留まで」1人で造っていることから名づけたそうです。
「自分の手の届く範囲でつくる」という信念の元に焼酎づくりをされています。
「丹宗(たんそう)」は、赤土を使用し土にこだわった契約農家で栽培されたサツマイモを原料にしています。
甕壺で仕込んだ白麹の焼酎と黒麹の焼酎をブレンドして醸しました。ふくらみのある、しっかりとした味と香りに仕上がっています。
ロック、水割り、お湯割り・・なんでもあうようです。
●ラベル右側に「斬首あらいの焼酎」という表示があります。
これは、飲み堪えのある本格焼酎だから首を洗って覚悟して飲んでくださいという意味だそうです。
●「丹宗」という酒名の由来について、瓶裏に次のような解説が記されています。
『嘉永六年(1853年)、藩に代わって密貿易の罪をきせられ八丈島の流人となった薩摩藩御用回漕問屋「丹宗庄右衛門」。
当時、八丈島ではすでに甘藷が大量に栽培されており、丹宗はその甘藷を用いて、いも焼酎の造り方を島の人々に教えました。
甘藷を原料としたいも焼酎は、貴重な米穀類を一粒も使わずにできたため八丈島はもとより、伊豆の島々にたちまち普及していきました。この丹宗庄右衛門の徳を賛えて「島酒之碑」が
焼酎の産地八丈島三根に建てられています。
この「丹宗庄右衛門」にちなんで名づけられました。