【走行性能】
●大径チェーンホイール
チェーンホイールには一般的(48T)なサイズよりも大きな「52T」を採用。これにより、クランク1回転あたりの「進む距離」を伸ばし、より高速にて、より快適に走行できるよう配慮。48Tにくらべ8.3%ギア比が高くなり、いずれのギアにおいても速度の向上を体感できます。※「T」とは、ギアの歯数を指します。
●シマノ製7段変速機
変速機は信頼性の高い「シマノ製」。変速段数を(従来の6段よりも1段多い)7段とし、1段当たりの歯数の差が少ない「クロスレシオ」を採用しています。
そのため、「1段当たりの、漕いだときの重さ」の差が接近することとなり、大径チェーンホイールを装備しながらも、様々な環境で、様々な脚力のライダーが乗ったときであっても安定した走行性能を発揮できることを目指しました。
●ディープリム
リムは中央部を盛り上げてジャイロ効果を生み出す「ディープリム」を採用。素材はアロイ合金(アルミニウム)製で、軽量なことに加え、耐腐食性にも優れています。
機能だけではなく、視覚的にも他車との大きな差異を演出するパーツであり、それを強調するかのようにリム側面にはスピードをイメージした専用デカールが付与され、停車時であっても、その秘めたる能力を示します。
●ショート・フラットバー・ハンドル
ハンドルバーには、オレンジにペイントされたショート・フラットバー・ハンドルを採用。
20インチという小径タイヤ、フレームサイズに合わせ、通常の26インチ等に採用されるハンドルバーに比較して「短い(マイナス70ミリ)」特注品を採用。そのためコーナリング時には「ハンドルを切る角度が同じであっても、手を動かす”動線”が少なく」なり、無駄のないライディングが可能に。
アグレッシブなイメージを強調するために形状は「ストレート」を採用。自然な前傾姿勢を取ることで、全面投影面積、つまり空気抵抗を低減させ、走行時にかかる風力の負荷を低減することを狙っています。
なお、ハンドルバーには「バーエンドグリップ」を装備。「攻撃用の兵器運搬デバイス」を意味する「アサルトパック」のペットネームを象徴するかのように、攻撃的なイメージを与えるとともに、登坂時・高速走行時にこのバーエンドグリップへと握り替えることで、力の入れ具合や姿勢変化をコントロールできます。
このように、車体そのもののスペック・設計はもちろん、ライダーがその自転車に乗車した時のことを考えた細部にまでわたる配慮が、DOPPELGANGER(R)自転車の持つ魅力の一つなのです。