ルロワ / ブルゴーニュ・ブラン [1998]
ルロワはもともとロマネ・コンティーの醸造をしていたことでも有名だが、1988年以降はDRCとは決別し彼らを越えるワインを造るべく秀逸な土地を買いあさり、ドメーヌを設立。ビオ・ディナミによって今や驚くべきワインを造り出している。価格も高価だが圧倒的に他を寄せ付けないほどの出来映えは、ブルゴーニュの見本とも言える素晴らしさ。そして彼女はネゴシアン時代の古酒を未だに大量に保有する素晴らしい造りでもあるのだ。DRCとルロワにオフ・ヴィンテージ無し、これは私が20年前から思っていたことだが、長年どんな年でも安定して素晴らしいワインを造ってきたのがルロワなのだ。1998年は今かなり美味しくなってきているが、ブランは今最高の飲み頃。だがこれから更に寝かせることによって深みを見せるために寝かせる価値も十分にある。これだけのヴィンテージにも関わらずフレッシュ感がある中に複雑さを感じさせるのはコンディションが良いため。空輸便だが輸入されたばかり(2011/01)などで多少時間をおいて落ち着くのを待ってから開けるべき。落ち着かせるほどに味わいの差は大きくなる。【blanc】【bourgogne】【シャルドネ100%】【v1998】 【jukushiro】