ドメーヌ・アンリ・グージュ / ニュイ・サン・ジョルジュ・レ・サン・ジョルジュ [2008]
第一次世界大戦後、父親より9haの畑を譲り受けたアンリ グージュ氏は1925年にドメーヌを設立し、マルキ ダンジェルヴィル氏やアルマン ルソー氏らと共にその時代に蔓延していた粗悪なブルゴーニュワインを無くす為に尽力しました。現在は2人の孫がドメーヌを運営しており、ピエール氏が畑、クリスチャン氏が醸造を担当しています。昔からコート ドールの傾斜が急な畑では、雨が降った後に土が流れてしまうという問題がありました。これに対し、ピエール氏は1975年に葡萄の木の列の間に芝生を植える方法を生み出しました。これは降雨後の土地の侵食を防ぐだけでなく、雑草が生えるのを抑える働きもありました。また、丈の高い雑草が生えない為に畑の通気が良く、カビの発生を抑制する効果もありました。さらに、芝生があることで葡萄の根は横ではなく下に向かって伸びる為、地中深くの養分を吸収することができ、結果としてテロワールを明確に表現することができました。非常にシルキーで滑らかな酒質ながらパワフルで見事なワイン。【rouge】 【bourgogne】 【ピノ・ノワール100%】 【v2008】 【kiwami】