クワトロ・キロス・ビニコラ / ドセ・ボッズ [2007]
フランセスクは、マジョルカ島の在来品種を守ることに情熱を傾けた醸造家として名高い。一方音楽業界でキャリアの長いセルヒオは、イメージ造りに貢献している。品質への高い志とやり遂げるという信念さえあれば、経済的に十分なものが無くても良いワインが造れることを証明しようと、意気揚々、二人で立ち上げた、資金合わせて僅か320万円で醸造所を立ち上げた。最初の年は醸造設備がなかったので、考えた末に収穫量の半分は、牛乳の冷却用タンクを使用。これが容量に対して表面積が広いために果帽との接触が具合良く、好結果。残りはバリックの鏡面を外して発行樽として使うという新手の荒技を採用した。しかしながら毎年葡萄の質を判断しながらきめの細かい醸造法をとっていくので、その後も決まった方法というのが決まっていない。スペインでは100万ペセタが1キログラムくらいの重さというイメージがあるため、醸造所の名前は4キロ。知る人ぞ知るワインとして、すでに話題が集まりつつある醸造所だが、初心忘れずといったところか!?日本への輸入は360本限定。【rouge】 【spain】 【ブレンド】 【v2007】