Joan Jett & The Blackhearts : Live! [DVD] [Import]
???1970年代後半?1980年代前半は、威勢のいい女性ロッカーが台頭した時代だ。彼女たちは1970年代のパンク・ウェイヴを受け継いでいた。代表格はプリテンダーズのクリッシー・ハインドやゴー・ゴーズ、そしてアメリカン・パンク・バンドとしても重要な存在であるランナウェイズ。ジョーン・ジェットは、そのランナウェイズ出身だ。1980年代初頭にフェミニストのアイドルとしてトップ・チャート入りした彼女は、革ジャンとアイ・メイクでキメたタフなロックン・ローラーであり、セクシーで反抗的でたくましかった。ポップ・ミュージック的な方向に傾いた時期もあったようだが、ここでの演奏を見れば分かるとおり、現在でもジェットは期待を裏切らないライヴ・パフォーマーだ。2001年に撮影された本作は、ややアマチュア的なカメラ・ワークながら、自分および他人のヒット・チューンを爆演するジェットの姿をとらえている。「I Love Rock 'n' Roll」、「I Hate Myself for Loving You」、「Do You Wanna Touch Me」など、現在35?40歳のリスナーが高校時代に熱中したチューンが続々と登場。ジェットはカバー曲でも並外れたセンスを示し、ブルース・スプリングスティーンの「Light of Day」、ランナウェイズの「Cherry Bomb」、果ては往年のテレビ番組『Mary Tyler Moore Show』のテーマ曲「Love Is All Around」に至るまで、何でもござれだ。DVD特典として、ビデオ・クリップ2本、バイオグラフィ、ディスコグラフィ、フォト・アルバムをフィーチャー。(Marshall Fine, Amazon.com)