ポスター アンリ ド トゥールーズ ロートレック Ambassadeurs
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック【1864-1901】19世紀のフランスの画家。日本では慣習的に「ロートレック」で呼ばれていますが、正しくは「トゥールーズ=ロートレック」と呼びます。ロートレックの生家は、フランスの名家であり、伯爵家で、祖先はカルル大帝の時代までさかのぼることができます。父のアルフォンス伯は、奇妙な服装をするなど、変わり者で有名であったといわれています。ロートレックは、13歳の時に左の大腿骨を、14歳の時に右の大腿骨をそれぞれ骨折したために脚の発育が停止し、成人した時の身長は140cmに過ぎなかったそうです。画家自身が身体障害者として差別を受けていたこともあってか、娼婦、踊り子のような夜の世界の女たちに共感し、酒場などに入り浸り、デカダンな生活を送った。そして、彼女らを愛情のこもった筆致で描いたと伝えられています。